070910 テストを通して見える成長と課題

 本日、中学3年生を対象とした学力テスト(総合A)が実施され、生徒たちは真剣な姿勢で臨んでいました。限られた時間の中で集中し、自分の力を試そうとする姿は非常に頼もしく、まずはその努力を心から称えたいと思います。

 保護者の皆さまからよくいただくご質問に、「教科によって平均点が大きく異なるのはなぜか?」というものがあります。これは、テスト作成時に教科間の難易度調整が行われていないことが主な要因であり、その結果として平均点にばらつきが生じることがあります。また、「以前は得意だった教科の点数が下がっているが、成績が落ちたのか?」というご心配もあるかと思いますが、これは今回のテストで扱われた単元が難易度の高い内容だったことが影響しています。こうした傾向は定期テストでも見られるものであり、点数だけで成績を判断することはできません。

 大切なのは、テストの結果に一喜一憂するのではなく、そこから何を学び、どのように行動するかです。得意な分野はさらに伸ばし、課題と感じた部分には具体的な改善策を示しながら、前向きに取り組んでいくことが進路実現への近道となります。私たちも、生徒一人ひとりの努力を支え、励ましながら成長を後押ししてまいります。

 テストは単なる評価の場ではなく、学びのきっかけです。進路決定を目前に控えた3年生にとっては、今後もテストが続くことになりますが、さらに一歩前へ進めるよう、今後ともご家庭での温かいご支援をよろしくお願いいたします。なお、今回の結果や取り組みを踏まえ、学校でも生徒一人ひとりの状況に応じた指導を継続して行ってまいります。学習面はもちろん、精神面でも支えとなるよう、教員一同しっかりと寄り添いながらサポートしていきます。



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